小さな子どもたちが、線路をどんどん作ってつなげていきます。
(なんと、どこからか金属や板を持ってきて!)
「やまがあった どうする?」「あなをほろう、トンネルだ」
次々と道をふさぐ障害物が出てくるけど、みんなで協力して線路の道を作ります。
子ども二人が会話しているような優しい文章で、読んでいて心地いいです。
最後には駅まで作ってしまって、電車も走らせちゃった!
この子達、何気にすごい・・・!
深読みすると、この線路は「人生」を象徴しているような気がします。
っていうと大げさかもしれませんが・・・
山があったからって簡単に諦めるんじゃなく、どうしたらいいか考える。
一人で抱え込むんじゃなく、みんなで相談しながら、回り道もしながら・・・
最後に、環状線のように線路がつながるところに、輪廻とかを連想してしまいました。
小さい子だけじゃなく、大人も楽しめる絵本だと思います。
私が絵本大好きなもので、我が家の絵本はほとんど私が選んで、買っていました。
が、この絵本はパパが初めて「この絵本がいい」とお勧めしてきたものなんです!
本屋さんで立ち読みして、でも買う勇気がなくて帰ってきたんだとか(笑)
もともと電車大好きな息子なので、これは間違いなくヒット!
というわけで、試しに図書館で借りたら、
本当にすごいハマりようで、毎日毎朝毎晩読まされるくらいだったので、購入しました。