竹下作品大好きです。
絵がとにかく丁寧。細部まで楽しめます。
内容を十分堪能した後は絵に注目してみてください。
小さく描かれている動物の動き一つ追ってみてもおもしろいです。
そして、本題です。
次を考えさせるところがこのお話の魅力だとおもいました。
線路を伸ばしていくと…
森にぶつかります。
さて、どうする?
ってふるんです。
子供たちは一生懸命考えて、でもトンネルという答えには
辿り着けませんでした。
つぎに川。この答えはご名答。子供たちは満足気。
次は道、池…
実際の線路がなぜカーブしているのか、なぜ踏切が必要だったのか、
なぜとんねるというものがあるのかなど
今あるものの存在理由に合点がいったようで、
これって素晴らしい発見だと思いました。
ほんとにいい絵本でした。