表紙のウサギを見て子供が選んだ本ですが、とても切ないお話でした。
お母さんの帰りを待つウサギの子供達に、そっと団子を差し出す山姥。
それを見ていて力になってあげる風の子、それを見守るお月様・・
皆が少しずつ優しさを発揮していくこのお話がとても心にしみました。
優しさを持った人には、同じような温かさが自分に帰ってくるということなのです。皆が優しさの連鎖の中で暮らしていて、静かな温かい気持ちになりました。
子ウサギ達もきっと大人に成長できるでしょうね。
この山姥、絵本の中で一番優しくシャイな山姥じゃないでしょうか。