そらいろのたね
「ぐりとぐら」が大好きな娘は、この絵本も一目で気に入ってくれました。そして、この本を読むときはいつも、「ぐりとぐら」の本も開いて、そらいろの家に次々とやって来る動物たちと見比べては、「あっ、ライオンさんもいる。しかさんも きたね。かめさんも、はりねずみさんも!ぐりとぐらは、きいろいかごを もってるね。」と、はしゃいでいます。動物好きの娘が喜ぶのも当然ですが、ゆうじくんのお友達(人間!)にも興味津々の様子で、1人1人じっくり観察しています!娘にとっては、日本語の名前は聞き慣れないものなので、難しく響くようですが、そこの場面だけは必ず娘もいっしょに声に出して読みます。「たろうと はなこも あそびにきました。ひろしと しげると くみこも きました。」 そして上手に読め終えると、にこっと満足顔。
この本は、私が子どもの頃に読んで、大事にしまってあったものですが、英語版だったため、娘には最初にまず日本語で読んであげたいと思い、なかがわりえこさんの原文を書き写しました。いつか自分で読めるようになったときに、少しでも読みやすいようにと、一字一字丁寧に、心をこめて・・・。それから、黄ばんでしまっていた表紙も、新しくはりかえました。そこまでしてでも、子どもに手渡してあげたい、読み継いでもらいたい、と思える1冊です。