とてもとても面白いです。
記憶が違っていくなんてよくあること。おつかいの途中でうまく物がすりかわっていくところが、ハラハラドキドキします。
そして実際に買ってしまったらば「ああ〜」とため息、でも、自分の中でも「最初はなんだったっけ?」とお母さんのページについつい戻ってしまいそう。
帰り道になって本当のお買い物を思い出して「そうだよ、そうだよ」と共感しますが、その後からついてくる最初のお店のおじさんが可笑しくて。最後の表情に「そうだよねぇ」と納得しつつも笑ってしまいます。
そして最後のオチがとってもよいです。
けっして一度じゃ読み終わらない、何度でも繰り返し読みたくなる絵本です。