あんびるやすこさんの本は、どの本も長女の大好きな本。
どれも、絵も内容もとても暖かくて素敵です。
この本も、あんびるやすこさんの名前を覚えている長女が
これにする!と選びました。
冬眠して冬を見たことのない双子のやまねが
冬を見てみたいなあ、と思いを馳せます。
そういえば。
冬眠する動物がいるのは、もちろん知っているけど。
その動物たちは秋までしか知らなくて、冬を知らない。
当たり前のことだけど、良く考えるとちょっと悲しい。
子どもたちも、雪も見たことないんだなあ、雪遊びもしたことないんやなあ、と。
眠っていくその瞬間はどんな気持ちなんだろう、どんな感じなんだろう
そして起きた時はどんな気持ち?
いつもより、冬眠っていうことを深く考えました。
双子のやまねは何故か目が覚めてしまいます。
そして冬の山をちょっとだけ楽しむ。
その様子が、素敵な言葉で表現されています。
マフラーについた雪がブローチやレースみたい、って
とっても美しい。
なんだか、冬が手にとって見えるようで素敵です。
そして、双子を見守る、ししゅうねずみ。
その暖かさに心がほっこり和みます。
読んでいて心が暖かくなる本です。
冬に読みたい絵本です。