森の中に100年生きている木がありました。
木は100歳というのに、いつも堂々とし、いつも気をはって、かっこよくあることに全力を傾けていたのだけれど、1つ悩みがありました。
それは、友達が1人も出来ないということ。
そして、100年たった木が、はじめて気づいたのは...?
人間でもそうですね。いつもきちっとして格好よくきめている人は、どこか、近寄りがたいものがある。
時々は、肩の力をぬいて、自然体でいたいものです。
そして、自然でいる姿が1番その人らしい姿でもある。
きりりとした木も素敵だけど、100歳らしく、よぼよぼでも、にこにこと微笑む木のほうがかわいらしい。
がんばりすぎないで、いつでも誰かが助けてくれるよ。
そう言ってくれているような、ほっとするお話です。