『What About the Iraq Children?』が原題。
『私たちはいま、イラクにいます』は意訳と思われます。
アメリカ・メーン州在住の13歳の少女が、平和集会でスピーチした内容を
フォトジャーナリスト森住卓さんの写真とともに紹介しています。
スピーチの内容は、彼女が、同世代以下の子どもたちの現状を知ってほしいというもの。
イランの子どもたちを実名で紹介し、その惨状を語ります。
注目すべきは、同じ子ども世代の視点で語られていることです。
「私たち」という表現を大切にしたいです。
しかも、アメリカの地で、自分で調べてスピーチしているのです。
私も知人にNGO関係者がいますので、劣化ウラン弾のことについては、
いろいろ教えてもらったことがありますが、
あらためてその影響を実感しました。
そう、原爆と同様、戦争が終わっても、人々の苦しみは終わらないのです。
考えさせられるテーマです。