うれしいにつけ、かなしいにつけ、どんな時もまず神に手を合わせる娘は、
この本の中でも、くろいうさぎが、「ぼく、ねがいごとを してるんだよ」と言う場面が、最も深く心に響いたようです。
しろいうさぎは、めを まんまるくして、じっと
かんがえました。そして、「ねえ、そのこと、もっと
いっしょうけんめい ねがってごらんなさいよ」と、
いいました。
くろいうさぎも、めを まんまるくして、いっしょうけんめい
かんがえました。そして、こころをこめて いいました。
「これからさき、いつも きみといっしょに いられますように!」
娘は、この場面になるといつも、私の後ろにまわって、
肩越しから、恥ずかしそうに聞いています。
そして、しろいうさぎが、やわらかな白い手をさしのべ、
くろいうさぎが、その手をそっとにぎるところでは、
同じように、私の前に小さな白い手をさしのべて、
「ママ、そっとりょうてでつつんで。」と言います。
結婚式の誓い以上にしあわせな瞬間!!
ずっとこのまま大きくならなければいいのにな・・・なんて
思いながら、娘との蜜月を楽しんでいます。