大大大好きな『おれたちともだち』シリーズの中の、これが一番好きな本。
仲良しのキツネさんとオオカミさんが大喧嘩。
キツネさんに思わずひどいことを言ってしまい、本当は言ったそばから後悔しているオオカミさん。
なのに、なかなか言えないたった一言。『ごめんね』。
大人でもこういうことってあるな、と思いながら読んだ。
本当にそう思って言ったわけじゃなくて、ただ悲しくて悔しくて、思わずぶつけてしまったひどい言葉。
悪いのは自分だと分かっていて、本当は後悔している。
二人のやり取りの何もかもがいじらしかった。
ひどいことを言われたキツネが、傷ついてどしゃ降りの雨の中を傘も差さずに帰って行くところなんて特に。
このシリーズ、本当に本当に本当に好き。
いつまでも続けて欲しい。