「レモン24ページぶんのビタミンC」とか「きみは ついうっかりあのレモンをガブリっとやってしまったことがあるかい。もしあるなら、きみもりっぱなぼくらのスッパともだち。」というフレーズ。
広告代理店のコピーライターの越野 民雄さんらしい琴線に触れる言葉です。
そう、今回はレモンの話で、題からしてイケテマス。
レモンを動物たちが食べる表情を見開きで描いていくのですが、確かにこんな表情をするんじゃないかって思えるくらいリアルさがあります。
ゴリラの唇、カメレオンの目、カタツムリの口と目なんて本当に笑わせてくれます。
その表情が見たくて、思わずいたずらで食べさせてみたい誘惑にかられてしまうくらいです。
単純だけど、その分心から楽しめる絵本です。
大人の絵本でも通用しそうです。