この、「おばけえほん」シリーズの最後のページには、いつもせなさんの後書きがついていて、どうしてこの絵本を描いたのかって、ことが書いてあります。私としては、その後書きが一番面白いですね。
今回の化け猫の話も、江戸時代の川柳に「幽霊の留守は冥土の足ばかり」というものから作られたそうです。
いつもみんなにいじめられている猫が、化け猫になる為に墓場へ行ってみると、そこには足をなくした幽霊が泣いていて…。って、この発想がいいですよね。
絵が可愛いから、小さな子供が読んでもちっとも怖くないし、展開が面白いので、小学生でも十分楽しめる内容だと思います。
それにしても、幽霊って、本当は足があるんですねー。