題名は聞いたことがあったんですが、読むのははじめて。
こんなに、楽しいお話だったとは!今まで知らずに損してたなあ。
長男と長女「あ、それ知ってる〜♪学校で読んでもらった。(読み聞かせのボランティアの方に)」「何だー、知らなかったのはママだけなのね、じゃあ、やめとく?」「うんん、面白いから読んで〜。」のやりとりがあって、読み始めました。
一見かわいい女の子のまゆ。
でも、実はものすごーく力持ち。なんたってやまんばのむすめなんですもの。
そのまゆを、はらぺこのおにが食べようとして・・・???
天真爛漫なまゆと、見るからに怖そうな鬼とのやりとりが絶妙です。見かけとのギャップがおかしくて、ゲラゲラ笑ってしまいます。
初め、あまりにリアルな鬼を怖がっていた次女も、「もう1回読んで〜♪」と、すっかり気に入ったようです。
昔話(日本のでも、外国のでも)にありがちな、悪を懲らしめて終わるのではなく、また幼児用にアレンジした昔話の、わざとらしく仲直りするような終わり方ともちがって、やまんばのBIGさがあらためて感じられる、すばらしいラストだと思います。
まゆが、どんなやまんばになるのか、楽しみです♪
降矢ななさんのいきいきした絵が大好き。脇役のきつねもいい味出してますね。