幼稚園に入ったばかりの頃、息子は大人しくて、おもちゃも取られたら取られっぱなし、「入れて!」となかなか言えない弱虫でした。
ライオンという強い味方をポケットに入れて、強くたくましくなったラチの絵本を読み聞かせたところ、大のお気に入りになり、繰り返し自分でも読んでいました。
勇気を持って、嫌な事を嫌だと言えるようになったのも、この本を読んだおかげかもしれません。
今では剣道三段になり、すっかり強くたくましくなった息子が、ラチとらいおんの手帳やカレンダーを使っているのを見るたびに、あの小さくて弱虫だった頃の息子を思い出します。
優しくて大人しいお子さんが、ちょっと勇気を持てる本だと思います。