表紙を見たとたん、あ、おもしろそうと思って手にとりました。
ある日、町の上にやってきた大きな黒い雲、これが「くもかいじゅう」です。
今日は、どの子を食べようかと物色をはじめる。
そして、男の子にしようかな。男の子の中でも、野菜嫌いの子がいいな。
そして、1日にテレビゲームを1時間以上やる子がいいな、と条件をつけていきます。
そのたびに、その条件から外れた子は、ほっと胸をなでおろし、その条件に該当する子は、家でぶるぶる震えたり、泣き出したり。
最後に、「両方のおしりにホクロが1つずつある子」がかわいらしくておいしそうということになる。
そのすべてに該当した男の子、家族総出で車に乗って逃げ出すのだけれど、逃げ切れません。
最後には、お姉さんのアイデアで、おしりのホクロを1つ書き足し、無事、くもかいじゅうから逃げるのに成功。
なんだか、最後の終わり方が、ちょっとぱっとしないかな、という感じはあるけれど、4歳の息子は、今、この絵本をとても気にいっています。
「ホクロがないから大丈夫だもん。」って、まるで、自分が食べられるような気になるのかな(^^)