お姉ちゃんのあさえが、妹のあやちゃんの入院をきっかけに、大きく成長する話。
あさえは、お人形のほっぺこちゃんを大切にしていて、妹がそのほっぺこちゃんで遊ぶことをいやがっている。
でも、妹が盲腸で急に入院することになり、お母さんと妹のいない寂しい一夜を迎え、一生懸命考えるんですね。
明日、あやちゃんのお見舞いに何を持っていこうかと。
あやちゃんがほんとに喜ぶものは、何だろうって。
よくよく考えて、折り紙と手紙と一緒に、大切にしていたほっぺこちゃんを紙で包み、妹へのプレゼントにすることに。
まだ自分も幼い姉のあさえの、妹を思いやる姿に、とてもやさしい気持ちになれる本です。