なかよしのきつねくんとくまくん。なにをするのもいつも一緒。遊ぶのも、働くのも。ごはんをためるのも。
でも、田植えの準備の最中にくまくんのおかあさんが病気になったという知らせた届き、くまくんはおかあさんの看病に行ってしまいます。一人で田植えをすませて、稲の世話をするきつねくん。くまくんはなかなか帰ってきません。稲は大きくなり花を咲かせ、台風や虫の害を乗り越えて、たわわに実ります。そして、くまくんがようやく帰ってきました。
ひとりで大変だったでしょというくまくんに、きつねくんは「ううん、へいき。だって ひとりじゃなかったから・・・」と言ってたんぼを指差します。指差す方を見て、びっくりした顔のくまくん。
さーーて、なにがあったかは読んでみてのお楽しみ。私もびっくりしました。ステキなものがあったのです。
きつねくんが、くまくんを待ちながら一生懸命稲の世話をする姿がとても、けなげです。きっと、くまくんもきつねくんと田んぼのことが心配だったことでしょう。
お米ができるまでも、ついでにわかってしまう、おとくな本です。
土田義晴さんのHPをのぞいてみたら、いろいろな活動をなさっていることがわかりました。近くでなにかないかしら。