自分を捕食する生き物たちに怯えながら、びくびくする生活を送っていたバッタ。
このバッタが、そういう生活を打破すべく、一大決心をします。
この決心したバッタの姿が、とっても力強く描かれていて、見ていて
目を見張るほどでした。
勢いに任せて上れるところまで上りきったバッタは、今度は下へ下へと
落ちていきます。
その最中、自分自身が持っていた、「あるもの」に初めて気付くのです。
それはきっと、一大決心しなかったら一生気付かなかったのかもしれません。
このバッタの勇気ある行動を見ていたら、私自身も勇気をもらえたような気がしました。
自分から動き出さなくては、何も始まらないってこと。
そして、自分の中には自分でも気が付いていない才能が気付かれずに
眠っているかもしれないってこと。
そしてそれはきっと、必要になった時にパッと表れるのかもしれません。
あらゆる可能性を信じて。勇気を出して行動する素晴らしさをこの作品から
教えてもらったような気がします。