2004年秋、国立天文台のアンケート調査で、
小学生の4割が太陽は地球のまわりを回っていると思っている、
との記事が話題になりました。
この絵本は、まさにそんな子ども達へのメッセージとなるのではないでしょうか?
作者はあとがきで「地動説の驚きと悲しみを感じてもらいたい」と書いています。
天動説が信じられていた頃の世界観が、
まるで中世の史料を感じさせる絵で語られます。
この世界観を知らずして、地動説を語る無かれ、でしょうか。
巻末にはしっかりとした解説もありますので、
ぜひ親子でチェックして欲しいです。