息子が幼稚園の発表会でこのお話の劇を披露したので、原作を読んでみたいと思い、図書館で借りてきました。
発表会を思い出しながら読んでみると、劇で見たときとは、また違った感動がありました。劇では、ウリくんのやさしさが伝わってきましたが、絵本の中ではもう一つ、最後まであきらめないことの大切さについて描かれており、まさしく、あきらめ大臣の息子に伝えたい内容そのものでした。
ついつい勝負が第一になりがちな年頃の今、勝つこともいいけど、負けそう(負けると分かったから)といって、途中で物事を投げ出したりして欲しくない、最後までやり遂げることに意義があるということを、押付けがましくなく、教えてくれる、ステキな絵本でした。