「子供のやることだから・・・」
よくそんな言葉で大人はしめくくってしまうけれど、子供だって、ちゃんと、1人の人間として接してほしいと思っている。
「うさちゃん」じゃなくてちゃんと名前で呼んでほしい、主人公のうさぎはそう思っています。
小学校にあがった途端に、「ちゃん」づけで呼ぶのはやめて、というようになった甥っ子を思い出しました。
でも、なんだか、不思議な話でした。
うさちゃんって呼ばれたくないばっかりに、悪になる決心をし、最終的には、銀行強盗までして警察に追われるはめに。
そして、大脱走の末、身をひそめて暮らすはめに。
このうさちゃんに、父親の姿も、母親の姿も見えないところにも、ちょっと不思議な感じがしました。
で、結局、結末はこれでいいの?という不可解な部分が残る最後でした。