気難しく、怒りっぽく、一言で言えば、言葉は悪いですが、嫌な奴なおやじさん。だって、年中おかみさんのやり方に、文句ばかり言っているのですから。ある日、そんなに私のやることが、気に入らないなら一日仕事を取替えましょうと、おかみさんに提案され、承知します。次の日、一体どうなったでしょうか。家の中の仕事には、不慣れなおやじさん。やる事なす事へまばかり。もう、笑ってしまいます。でも、読んでいて、いい気味だと思ってしまいました。
威張ってばかり、口先ばかりの人間なんて、みんな嫌いですよね。でも、実際やってみると、結構大変なことって多いものです。あまりに、人を馬鹿にしすぎて、おやじさんは、きっと穴があったら入りたいくらいに打ちのめされたことが想像されます。これからは、もう少し、おかみさんに優しくなるといいのだけれど・・・。