小学館の「しょうがいってなあに?」というシリーズの写真絵本です。
『障害』にもいろいろありますが、この絵本で取り上げている主人公のちえちゃんは、早く生まれすぎたために体のいくつかの機能が発達しそびれてしまったタイプです。
それでも写真の中のちえちゃんはたいていいつも笑顔で、何かに一生懸命取り組んでいました。
書くことや歩くこと、たいていの子ども達が当たり前にやっていることが自分には出来ない。
常に介助の人の力を借りなくてはいけない。
そんなことで、小学校高学年になると、クラスメートとお上手くいかなくなってしまったことも書かれていました。
簡単なやり取りしか抜粋して書かれていませんでしたが、
この短いやり取りの中で、ちえちゃんを含む、このクラスの子どもたちには、色々な感情や想いがあったことと想像しました。
写真が多く読みやすいです。
等身大のちえちゃんとそのクラスメートたちの姿がとても自然に映し出されています。
「障害」に関心のあるお子さん、クラスメートにそういうお子さんがいて、どう接していいかわからない。と思っているような子どもたちに、
特に読んでもらいたいです。