子供は、何かというと、すぐにすねる。
いったい何なのよ、と言いたくなるのだけれど...それが、このスピンキー。
家の人たちときたら、誰も、スピンキーのことをわかってくれない。だから、スピンキーは、庭ですねているのです。
お姉さんのウィラミナ、お兄さんのヒッチ、そしてお母さんがなんとかスピンキーの機嫌を直そうとするのだけれど、無理。
みんながあやまり、やさしく振る舞い、お父さんまでもが説得に来るのだけれど、スピンキーもなかなか頑固です。
が、最後には、自分の気持ちもおさまってきました。そこからが大変。ここまですねてしまったら、今更、どういう顔で家族のもとにかえっていけばいいのか?
たしかに、たしかに。今更どうする?
自分でも覚えがありますね。小さい頃、ささいなことですねてしまい、その後、どのへんでキリをつけて、すねるのをやめるか、恥ずかしいやら、気まずいやら...
ちょっと、この話、うちの子には、ちょっとよくわからないようでしたが、なかなかおもしろいところをついているな、と思った絵本でした。