とても感動を味わえる本なので、もっとたくさんの人が感想を寄せていると思いましたが…。ぜひぜひ、おすすめしたい本の一つです。
この本を読むと、くじらのお母さんがお父さんを尊敬していることが子に伝わり、子も、お父さんを尊敬する気持ちが高まるという、愛情の受け渡しがきちんとできていて、親子のめざすべき関係だなあと思えます。
広大な海に旅たつ息子を涙して送り出す母くじらの姿にも、自分を重ね合わせるようにして読んでしまい、感動します。
かわいい子には旅をさせよ、ではありませんが、困難にたちむかいながら成長していく息子くじらの姿には、胸がうたれました。
この本を読んで、子どもにもっと愛情をそそぎ、このくじらのように生きていく勇気を身につけさせたいなあと思いました。