娘がとても気に入って、何度も読みました。こういう本に出会えると、大変うれしいです。
家庭の事情で、気むずかしいおじさんにお世話になるというのは、気持ちの沈む環境であるはずです。でも、リディアは、前向きです。リディアは自分の人生になくてはならないものをもっているからでしょうね。
殺風景だった屋上を見事な庭園に仕上げて、おじさんから笑顔をひきだします。
ガーデニングを通して、あたたかい心の交流が生まれました。お父さんの仕事も見つかり自分の家に帰れるリディアを見送る駅で、おじさんがリディアをぎゅっとだきしめるラストシーンには、ほろっときます。
リディアのガーデニングのよき支援者のおばあさん、この方の存在は大きいです。