薄く字の大きな、低学年が自分で読め、幼稚園児に読み聞かせOKの幼年童話です。兄弟で楽しめます。
お山の高原で営む「小さなトマト」という、小さな小さなフランス料理レストランの、優しく温かなお話。
贈り物はやはり心がこもっていてこそ、ですよねぇ。おじいさん(?)と孫(?)が、正太さんにお返しするために、ていねいに朴の葉を洗っているシーンがとても印象的です。
絵があったにも関わらず、自分の中のイメージとして焼きついています。
またもやお山の高原ということで、他作品と世界が繋がっているのでしょうか。地図ができそうですね。
たくさんの取材のうえ成り立つ茂市さんのお話だけに、朴の葉にはなにか効果があるのでしょうか。これも気になりました。