出たのねぇ〜、三作目!と思わず呟いてしまいました。
くすのきだんちの冬のお話です。
表紙絵の雪化粧されたくすのきだんちの様子に、ワクワクして開きました。
すっぽりと雪に包まれたくすのきだんちに、イタチの郵便屋さんが、遅れた手紙をどっさり届けてくれました。
相変わらず優しい管理人のもぐさんは、一軒一軒住人に配ってまわります。
各階の住人に私も再会でき、相変わらずみんな元気そうでとても嬉しかった。
思いやりに溢れた住人ばかりのくすのきだんちは、雪や寒さに負けずやはり心がぽっかぽかする素敵な団地でした。
シリーズ三作品の中、今回の作品の絵が私は特に気に入りました。
朝の雪の照り返しによる眩しい銀世界・日中の吹雪の様子・夜こんこん降り積もる中、団地の窓からさす灯りに照らされる枝に積もった雪の美しさ、どれも素敵でした。
武鹿先生は、冬景色のたくさんの表情を良く知っていらっしゃるんだな〜、と思いました。
レストラン“くるみてい”のポップアップカードの付録も楽しめそうですよ。