12支の動物たちが通っている、幼稚園かな、保育園かな、園でのお話です。
うさぎちゃんはボールとばかり遊んでいて、ともだちと遊びません。
ある日、いのししくんとケンカになり、争っているうちに…。
ともだちになっていく様子、ともだちを感じる気持ちが、
じわーんと伝わってきます。
シンプルなおはなしだからこそ、伝わりやすいと思います。
うちの子は
「うさぎちゃん、おこってるね」
「うさぎちゃん、笑ってるね」
と、表情が変わるたびに、おんなじ顔をしていました。
ふくざわゆみこさんの絵は、やっぱりかわいい!
短いページをぱたぱたすると、まるで、登場人物たちが
ボールなげをしているよう。
ちなみに、それに慣れてきたうちの子は、すごいスピードにして、
高速キャッチボールを楽しんでいます。
うちにいると、こどもがどんなキャラなのか、比較対象がなくてわかりにくいし、
ともだちとくらべて、うちの子どうなんだろ、なんて思いますが、
こうやって、集団生活でいろんなキャラの子がいるんだな、ってことが、
絵本を通して感じられると、なんだかほっとします。
3歳児保育の幼稚園に入園する子や、保育園の幼児クラスにいく子なんかにぴったりなんじゃないかな。
ちなみに、うさぎが主人公なので、今年赤ちゃんを産む予定のともだちにあげたら、
とても喜ばれました。