子どもの頃から歴史物語が好きで、大人になってからも時代小説をよく読んでいました。
そんなこともあり、この源平絵巻物語を読んでも、知っているエピソードが多いことに気付きました。
義経と静御前の悲恋は、その中でも心に残る話だと思います。
静御前の義経に対する気持ちが一途であるだけに、また切なく感じる話しでもあります。
薄幸の美人というのは日本人が好むところだと思いますが、この静御前は正にそれでしょう。
判官びいきという言葉もあるぐらい義経は人気がありますが、静御前との悲恋もその人気に花を添えるものであるように思いました。
絵がとても美しくて、静の美しさや一途さが出ていると思いました。