3年生の国語で「盲導犬」の勉強をするので、その手助けになればと借りてきた本です。
この中に出てくる犬のジョンは盲導犬で、盲導犬になるために、何度も「お別れ」をします。
生まれた家の少年と、パピーウォーカーのおじさん、おばさん、訓練所の先生と、そして目の見えないおじさんと...
そのつど、ジョンは寂しい思いを我慢し、次の主人のもとへいくのです。
ジョンは出会った主人を心から愛し、人もジョンを愛し...
犬という動物と愛情深さをせつないほど感じるいい本でした。
「人間のために働く犬」という目ではなく、一匹の犬であるジョンをみんなが大切に思う、いつくしむ姿、それに無心に答えるジョンの姿。
犬ってすばらしい動物だということ、これを読んでたくさんの人にも感じてほしい。