狐と狸の化かし合いならぬ、狐とずいとん先生の化かし合いのお話です。
子供を助けるためにずいとん先生をだました狐には、最初は悪意はなかったのです。
それが化けの玉を見たことから騙し合いのようになってしまいます。
やはり人間の欲をそそるようなものは、アルト争いになるのですね。
長谷川さん独特の狐の何とも言えない表情が、味があります。
次男に読み聞かせてあげましたが、途中から自分の本を読んでた小5の息子も覗き込みに来て、親子で楽しみました。
最後のオチには苦笑しかできませんが・・緊迫感迫るストーリーに引き込まれました。
少し長いので一人読みをするなら低学年くらいからかなと思います。