『じごくのそうべえ』と似た雰囲気です、と紹介されていましたが、
まさにそんな感じ!普通だったら絶体絶命の場面なのに、しおうり
達が、飄々と、淡々と危機を脱出するのです(たぶんあんまり危機感も
持っていないと思われます。笑)。
似た雰囲気とはいえ、やっぱりディテールに違いがあるので
この絵本はこの絵本として、とっても楽しく読むことができました。
とらのおなかの中の肉をいろんな動物に見立ててカットして食べて
しまうなんて!娘も楽しく聴いていましたが、そうべえのように
落語的な言い回しではないので、おもいっきりけらけらと笑うという
ことはなかったです。そう考えると落語って素晴らしい文化なのだ
なあとあらためて思ったりもして。