毎朝見ているテレビドラマで第二次世界大戦による
空襲で東京、地方の都市、学校までも攻撃にあう
シーンを親子で見ている頃だった。この本に出会ったのは。
京劇という素晴らしい芸術を支え楽しみにしている街の人達。
少女が初めて触れる京劇の素晴らしさ。絵の素晴らしさが
京劇のイメージを無限に広げてくれた。子供は目を輝かせて
舞台の上の京劇を空想していた。
その京劇がきえた原因を説明すると子供はビックリしていた。
毎日見ていたTVでは、攻撃を受けていたのに。
その反対もあったのだと伝えられて衝撃を受けていた。
「京劇はどうなったの?もう見れないの?」ととても
心配していた。いつか本物の京劇を見る機会があったら
あの絵本の素晴らしい舞台を思い出して欲しい。