おかあさんは、よく、ともだちできた?ってきくけれど、なんで友だちなんか必要なの?友だちなんていらないさと思っていたわにの所に、ある日、うさぎの子がやってきて、「友だちになろうよ。」と言いました。
わに君が、びっくりしていると、一方的に色々なことを要求してくるうさぎの子。
わに君の、戸惑いを感じながらも、友だちについて、うさぎさんのひとつひとつの行動で、少しずつわかっていく様子が伝わってきました。
野原のやさしい描き方、自然に恵まれた場所で、ふたりのいい関係が育っていくような気がしました。
友だちというものを、じっくりと考えさせてくれる、一冊だと思います。