「ともだちっていいな」って思わせる本です。
我が家の長男はちょっとカイくんに似ています。そして、ウーちゃんみたいに気軽に声をかけてくるような子どもにも、今までに何人か会っています。
でも、ウチのカイくんに「ともだちになろうよ」って言ってくれるウーちゃんは、なぜか二人で遊ぶのが好きで、目新しいものに興味が移ると、また他の子に「ともだちになろうよ」って言って行ってしまうのです。
そういうことって小さい子どもには、よくあることですが、人一倍繊細な長男には、かなりシンドイ経験でした。
そういう経験を何回かしていて、とても大変だったので、私にとっては、当時を思い出して、ついウーちゃんに対して疑心暗鬼になってしまい、楽しめませんでした。
『はなのすきなうし』みたいに、一人でも自分は自分でいいんだよと言ってくれる本の方が、我が家にとっては、優しい本なのです。
中川ひろたかさんも、ひろかわさえこさんも大好きですが、この本は多分、しばらく読むことはないと思います。