かえるから始まり、次々といろんなものを飲み込んでいくお話です。
「絶対無理でしょ」というものまで飲み込んで、「最後はどうやって終わるの?」と大の大人ですがワクワクしました。
他の昔話の残酷さには「生きるか死ぬか」が関わっていて仕方のない場合が多いですが、
この絵本は残酷を残酷と思わせないほどの身勝手ぶりです。
あまりの不条理故、引っかかる部分はないとは言い切れませんが、
ととさんの必死さと、飲み込む事に対する迷いのなさに騙されてみると内容は文句なしに面白いです。
ただ娘はきじまでは「え〜?」と言いながらニコニコ聞いていましたが、猟師で唖然としたのち神妙な面持ちへと変わってしまいました。
読み聞かせを続行するか迷いながら一度は最後まで読みましたが、もう少し大きくなるまで寝かせておこうと思います。