夜中にたずねてきた「よるくま」とおかあさんを探しに行く男の子のお話です。
ぼくとよるくまのかわいらしさ、お母さんを大好きな気持ちが溢れている絵本です。
「よるくま」を読もうというと、娘はクマのぬいぐるみをベットにもってくるの。
きっと、自分も夢の中でクマと一緒に探検がしたいのかも。
お話は、ママ、あのね……という男の子の語りかけから始まります。
「まあ まだおきてたの」というママの返事から、ママは男の子を寝かせてから
片付け物やお仕事をしていたのかもしれないね。
ぼくも寂しくて眠れなかったのかな…
よるくまも、夜中にいなくなったお母さんを探しに来たくまのこ
寂しそうな表情も、泣き顔もすごく可愛い。
そしてお母さんをみつけたときのくしゃくしゃになった顔に胸がきゅーんとなる。
お母さん、よるくまを置いて外にお仕事に行っちゃダメじゃないの。
自分も娘を寝かせたあと、そっとベットを抜け出して、仕事をすることが多く、
娘も、夜中に目が覚めると私を探しにくる。
娘も自分とぼくやよるくまが重なるのか、このお話が好きです。
私にとってもこの絵本は、忙しくて一人で寝かせてゴメンねーと思う。
そんな免罪符のような絵本でもある。
これはね、ぜひお仕事しているママさん、読んであげて欲しい。
そして眠るときは、やっぱりそばにいてあげたいですね。