2歳10ヶ月の息子が数に興味を示したので、読んでみたなかの1冊です。うさぎが1匹から9匹まで順々に増えていって、たろうくんの畑のキャベツをとってしまい、たろうくんにつかまるという展開です。今度はピンクうさこと一緒に10匹でたろうくんを手伝ってキャベツ畑を耕し、一緒に食事をします。
つまり数を数える絵本というよりも、うさぎたちがキャベツをつくる前置きとして1匹ずつ順に登場するのです。
息子は数に関する絵本の中でこれが一番気に入っていました。理由の一つは数えるものが同じうさぎであることのようです。同じうさぎなので、物と関連させて数字を覚えておくわけにもいかず、一生懸命数えていました。しかもでんぐり返しが嬉しかったようです。数えた後はたのしいお話も待っているし、息子のように数をようやく覚えたくらいのお子さんにはちょうど良いのではないかと思います。