男の子同士の友情って本当にいいなあと思える絵本です。(女の子同士もこのような友情があるのだと思いますが・・・)
自分もそうでしたが,小学校低学年の頃の男の子は,よく友達とバカな事をやって,しかられたものです。女の子からは,バカみたいと軽蔑されても,友達とそのバカな事をやり遂げ,そして一緒にしかられる事で,不思議に強い友情が生まれたような気がします。
この絵本でも,男の子たちは,カブト虫を捕まえようと近所の木に登り,カミナリじいさんにしかられます。そして,逃げ遅れた友達を巡っての出来事を通じて,友情を深めていきます。
それにしても,福田さんの絵はとても楽しい。特に男の子の泣き顔!(本当に大泣きした時って,目だけでなく,鼻や口からも涙?が出てくるものです。)そして,カミナリじいさんの怒った顔とニコニコ顔!
途中,ドキドキしながらも,最後はみんな笑顔になる楽しい絵本です。