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ともだちやもんな、ぼくら」 ジュンイチさんの声

ともだちやもんな、ぼくら 作:くすのき しげのり
絵:福田 岩緒
出版社:えほんの杜
税込価格:\1,320
発行日:2011年05月17日
ISBN:9784904188118
評価スコア 4.76
評価ランキング 729
みんなの声 総数 62
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  • 友達を思う気持ちを考える絵本

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 広島県
    • 男の子12歳、男の子6歳

    最初の読後感は、とにかく懐かしいということ。
    全体を通じて、昭和をイメージさせるのですが、それは、登場するカミナリじいさんという存在によるのかなと思います。

    物語は、ラジオ体操に参加したマナブ、ヒデトシ、ぼくが、帰り道のクヌギにカブトムシを見つけるシーンで始まります。
    そのクヌギに登ってカブトムシを取るのですが、そこに登場したのが、カミナリじいさん。
    クヌギの木は、じいさんの庭にあったのです。
    「こらぁっ!なにを やっとるか!!」
    この一声に3人とも逃げ出すのですが、最初に逃げたヒデトシが転んでしまいます。
    逃げ切ったぼくとマナブは、ヒデトシのことを思い、心の葛藤が始まります。
    出した答えは、ヒデトシを助けに行くと言うこと。
    その時の言葉が、題名になっている
    「ともだちやもんな、ぼくら」
    ちょっと出来すぎとの感もありますが、読み手を完全に惹きつける展開です。
    思い切って謝った瞬間のドキドキ感は、一緒になって手に汗握るものでしょう。
    その後の展開は、読んでのお楽しみですが、その清清しさは、何とも言えないもの。

    間違ったことは素直に受けとめて、謝ること。
    友達を思うこと。
    勇気をもつこと。
    いろんな要素があって、小学生にとって、とても感銘できる作品だと思います。

    昨今は、モンスターペアレンツ等の言葉が定着し、人のことを注意出来なかったり、そもそも、近所の関係が希薄になってきているので、こんな存在のじいさんは、希少価値かも知れません。
    でも、それは、その子供のことを思ってのことであることを理解したいもの。
    自分自身、注意できるじいさんを目指したいと思いました。

    小学校低学年のお子さんにオススメします。

    投稿日:2011/10/10

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