ピンクの可愛い帯と、それにあった「片山健」の推薦コメント(?)に「おおおっ?! なんだこの本は」と思って早速手に取り、あっという間にじっちょりんの世界に引き込まれました。
名もないと勝手に思っていた草花にも、ちゃーんと立派な名前があること、「かたばみ」もいろんな種類があることなどを改めて知りました。
物語絵本なのでしょうが、小さい子どもへの科学絵本への一歩というような感じもある絵本です。
いつも物語絵本ばかりを読んでいましたが、この本への子どもの食いつきをみて、「ああ、こういう堅苦しくない科学絵本っぽいものも、この子は好きなんだなぁ」と、新しい発見もありました。
子どもとのお散歩の時の目線がこの絵本のお蔭で、ぐっと下に下がって、今までと全く違う楽しい新しい時間を過ごせるようになりました。
絵も、とっても丁寧に描き込まれた優しいタッチで、子どもも私も大好きです。
とってもいい絵本に出会えました。