かなり昔の本です。
自分が小学生の頃に先生が読んでくれたような記憶があります。
「絵本」というよりは児童書に近いかも。
文字が多くて長いです。
絵も、華やかさは無く、それほど多くはありません。
でも、とても味のある素敵な絵です。
電気じかけの家に住む主人公。
今となってはかなり「アナログ」な感じのする仕掛けですが
要は、何もしなくても機械が全てやってくれちゃう
子供たちにとってはハイテクで夢のような家なんですね。
そこらへんまで読むと、男の子たちは
「スゲー!」
「いーなーーー!」
でも、停電になり機械が壊れると主人公の生活は一変します。
ここからは大爆笑の連続。
最後の主人公の改心の場面、
昨今の便利な生活をちょっと考えさせられ、
爆笑の中に実は深いものがある物語ですが
まずは子供たちに読み聞かせて笑ってもらうだけで価値ありな一冊です。
小学校2年〜6年生全ての学年で読みましたが
掛け算九九をマスターしてからのほうがより楽しめます。