チェコ生まれの人気者のもぐら君。
クルテクという名前です。
以前読んだ「もぐらとじどうしゃ」が、1963年の発行だったのですが、この作品は1991年発行とまさに息の長い国民的絵本なのでしょう。
絵は、全てズデネック・ミレルによりますが、数人の作家による作品が存在しています。
今回のお話は、壊れたパラソルを見つけたもぐら君が、直していろんなことするというもの。
いつも物を大切にするという思想が根底にあるので、素晴らしいことだと思います。
一番子供に受けたのは、さかながパラソルを呑み込んで、パラソルが開いてしまうシーン。
マンガチックではありますが、こうした発想は楽しいものです。
登場する仲間たちもユニークで、彩色の美しさとあいまって、その絵に惹きこまれてしまうことでしょう。
しましま模様でないスイカは、初めてみるので少しビックリしました。
こうした発見があるのも、外国の絵本の楽しみの一つですね。
オススメのシリーズです。