小学生の頃の私はどちらかというと、ヘビさんのタイプだったかな‥とこの絵本を読んでいて思い出しました。本当は一人が寂しいのに、自分から声をかける勇気がなくて、ついつい後ろ向きのことばかり考えてしまうヘビさん。冬眠のさなかにヘビさんが見た夢、その時のヘビさんの気持ちを考えると、胸がきゅーんとして、ヘビさんのこと、そばで慰めてあげたくなりました。
そんなヘビさんの凍えた冬のような気持ちを春の暖かさでいっぱいにしたキツネとオオカミの不器用な優しさがとても素敵です。特に握手のアイデア、粋だなぁ、と思いました。
友達になるきっかけはほんの小さな勇気なんですね。今度はヘビさんが、誰か寂しく過ごしている人に、小さな優しさを分けてあげる番ですね♪