本屋さんのヒラ積みの最後の一冊でしたが、どうしても欲しくて買ってしまった絵本です。
土の中で静かに待ち続け、いよいよ今夜、そのとき を迎えるセミくんのお話。セミのちょっとうるさいぐらいの大声は、待ち続けたこの時(夏)が嬉しくて歌っているからなのかな。そして最後の いきているってうれしいな という言葉が心に残ります。文字が少ないので、年長の息子には少し物足りないかな と思ったのですが、ページを開くと細部まで丁寧に書き込まれた可愛らしい絵と、物語のテンポも良さに、たくさんの空想や思いが広がるようで、息子もとても気に入っています。それにしても、題名もすごい(すばらしい)ですね!