リッキの耳は他のうさぎたちと少し違っています。左はみんなと同じにピンと立っているけれど、左はぐんにゃりと垂れているのです。
みんなにからかわれたリッキは悲しくなって、みんなと同じになれるように色々なことをしてみます。木の枝にぶらさがったり、にんじんを入れてみたり、風船をつけてみたり。
一生懸命なリッキはかわいそうですが、その奮闘する姿はちょっとユーモラス。娘も思わずくすっと笑っていました。
けれど悩むリッキは、とうとうお医者さんに行って相談します。
そこでお医者さんに言われた言葉は・・・。
個性的な自分の耳を受け入れることができたリッキの思いついたことは、とってもとっても素敵。
子どものころって、みんなと違うことがすごく気になったりしますが、リッキのように、みんなを巻き込んで笑い飛ばすぐらいの強さを持てたらいいなぁと思います。
幅広い年齢のお子さんにおすすめできる一冊です。