鈴木まもる氏の絵にしては
後ろ向きで、なんとなく淋しい感じだな・・・
あら?
立松さんの文ではありませんか・・・
カバーの文章の冒頭
「米は一粒地と粒が命です」
\(◎o◎)/!
机と米?はて???
設定がおじいさんを田舎に残して
おとうさんの仕事の都合で
大都会に引っ越してきた
男の子のおはなし
1年間限定の不思議な引き出しの机が
届けられます
ドラえもん(^^ゞを想像してはいけません(^^ゞ
限定というのが、まずポイント
寛太くんのおじいさんに対する気持ちは
裏返せば
大都会に馴染めない子どもの心情でもあるような気がします
お互いを思いやる気持ちともいえます
農作業の1年間が、引き出しの中から
広がり
現実なのか夢なのか
でも、おじいさんからは
農作業をとおして
まきでわかしたお風呂の中で
大切な言葉を聞いています
田んぼの中の小さな生き物に対する
「いとおしく」思う気持ちが
寛太くんにも繋がるようです
黄金の稲が全面に出てきたり
四季の様子が素晴らしく
不思議な力がなくっても
成長した寛太くんと寄り添う机に
安堵感でした
素敵な絵本です
是非、読んでみてください