YAの棚にありました。
チェルノブイリから25年。汚染地域になったベラルーシからは、毎年子どもたちが北海道に保養に来ていたことを最近になって知りました。
原発事故は何度もありながら、福島で起こるまではなぜにこんなに無知であったのかを今は恥じ入るばかりです。
福島のことがあってから、現在松本市長をされている菅谷さんのことも知りました。
これは、ベラルーシで医療に携わられていた時の記録です。
日記なので、現地でされた治療や手術や感じたことが記されています。
真実なのでそれだけの重みが読んでいる私にも感じられます。
特に14歳の少女が首の腫瘍をとる手術の時に、跡が残ってボーイフレンドに去られないかと思う気持ちは、とても切ないものを感じました。
福島の場合もそうですが、自分たちが使うための電気を作るために被ばくにあってしまうという現実。
何も悪いことをしていないのに、子どもたちの体から反応が出てしまうこと。
知れば知るほど、原発の怖さを感じ、子どもたちの命がそのことで失われていくことを思うのです。
たとえ、今の便利な生活が後戻りしてもいいから、安全な未来を子どもに残したいと思います。
効率や便利さよりも、安全な生活を。私は過去の歴史にもっと学ばなければならなかったのだと思いました。