子供は、想像力がたくましい。
次から次へと、いろいろなことを考えます。
親にとってはヘリクツでも、女の子にとっては真剣なのかも。
たかが、雨の日におつかいを頼まれただけなのに、
猫まで巻き込んで、あれやこれやを考える女の子。
しまいに、ゴムボートや、非常食まで用意します。
でも最後には、お外はお天気になってしまいました。
かくいう私も、大地震が起こったら…と考えて、机にお菓子を山のようにためこんだり、
電車にのって一人でおつかいに行くような用事の時には、
もし誘拐されたら、これで犯人の首を絞めようと、チェーンを持っていったりしました。
とんちんかんだなあ…我ながら。
話の面白さもさることながら、さとうわきこさんの絵が、とっても愛らしい一冊です。